住まいの終活

終活
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こんにちはセイメイです。
終活ってナニするの?と聞かれれば、
・介護について
・延命治療について
・生前整理
・相続準備
・葬儀、お墓の希望
・遺言書、エンディングノートの作成
と答えるのが一般的です。
それだけでなく、『運転免許返納』『住まいへの対応』も終活に含まれます。
終活は奥が深いのです。

今回は、『住まいへの対応』を考えてみましょう。

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実家が空き家になる?

核家族化が進み、親と子どもが同居していないという家族が増えました。

実家は両親が暮らしているけど、自分たちは別の場所で生活をしている。将来的に実家をどうするかということは親とも何も話をしていない。という子世代は多いのではないでしょうか。

実家をどうするかという話は、相続の話になります。

実家に高齢の親だけで住んでいる場合、空き家問題に発展する可能性があります。近年はこの空き家問題が急増し、社会問題にもなっています。


なるべくなら、兄弟姉妹間で実家の相続に関するトラブルを避けるたいものです。
そのためにも、なぜトラブルになりやすいのかを知っておく必要があり、それを避ける対策も考えておく必要があります。

実家のトラブルはなぜ起こるのか

実家(不動産)の相続には、たくさんの面倒なことがあります。
まず、現金や預貯金のように簡単に分割することができません。不動産を分割するにしても、土地の分け方をどうするのかという問題が出てきます。

また、兄弟姉妹の誰が住むのか、それとも売却するのかも考えなければなりません。そして、名義変更も相続人(兄弟姉妹)のうち1人でも反対者がいると変更できません

『相続人全員が均等に得をする』分け方が難しく、相続税対策の面で有利・不利ということが出かねません。

このようなことから、親が生前のうちに子どもたちが実家をどのようにするのかを話し合っておかなければ、いざ親が亡くなってから、相続人の子どもたちが『どうするこうする』を話し合ったところでトラブルに発展してしまうケースが多いということです。

実家の相続についても家族会議を

兄弟姉妹がいる場合、長男が実家に住むという簡単なものではありません。
特に、財産が『持ち家だけ』という場合、長男が実家を相続してしまえば、その他の兄弟姉妹には何も渡りません。この場合、長男は他の兄弟姉妹に『代償分割(代償金)』を現金で支払う必要があります。

長男は、持ち家を相続するのであれば、それなりの現金を用意しておく必要があるのです。

そのため、親としては生前に相続の対象となる財産の整理をきちんとしておかなければなりません。

《例》
・不動産(家、土地など)
・現金、預貯金
・貸付金
・有価証券
・貴金属
・著作権
・生命保険金(みなし相続財産)
など。

そして、子どもたちが相続トラブルにならないように、家族会議を開いて事前に調整しておくことが大切です。
これは立派な終活です!



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