運転免許証の返納も終活のひとつではあるけど…

終活
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こんにちはセイメイです。
親が高齢になってくると『運転免許証を返納のタイミング』を考えている子ども世代の人も多いことでしょう。
高齢者が交通事故を起こしてしまうとマスコミ等も大々的に取り上げ、SNS上でも炎上してしまうこともあります。
交通事故に限らず、話が大きくなると世間はすぐに『名前を晒せ!』とか言い出し、ネットでは住所や顔写真なども検索し、その人物を追い込んでいくようなことも見受けられます。恐ろしい世の中になりましたね。
そして、その家族までもが影響を受ける。
そのような時代になってしまっているのが現状です。

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タイミングが難しい

高齢者の交通事故をニュース等で目にすると、子どもとしては『うちの親は大丈夫だろうか』と思うことでしょう。
私の父も80歳を過ぎたので何度か免許返納の話をしています。
本人は、趣味のゴルフに行けなくなる、妻(私の母)を病院に連れて行くことができなくなる、買出しもいけなくなるなど、いろいろな理由を付けながら免許返納を拒否しています。確かに、そうなれば私たち子ども世代への負担が増えることを考えておかなければなりません。

父の運転する車に同乗する機会があった時、運転技能を確認しましたが、今すぐ免許返納したほうがいいとは思うような状態ではなかったので少し安心しました。
確かに、運転が上手い!とまで言えるような状態でないですが、普通に安全運転できていたので、免許返納の話も急かしてすることでもないかなと思い、現在は保留中です。

父の中では『免許の更新ができなくなったら仕方ない』という考えで免許を自主返納する気は、まだまだなさそうです。
そんな折に子どもから免許返納の話を出されたら、親としてのプライドも傷つけられることでしょう。おそらく、子どもから勧められて素直に免許返納に応じる親は、ごく少数ではないでしょうか。

それでは、子どもとして、どんなタイミングで免許返納の話を切り出せばよいのでしょう…

その先のことも考えて

交通事故を起こしてしまった時は、それを機に免許返納の話をすることができるかもしれませんが、事故をしてしまってからでは遅いですよね。
だから未然に防ぐためにも、高齢の親を持つ子どもとして一度は話をしておきたい。

ただ、子ども側もその後の受け皿を考えることなく、ただ免許返納だけを求めるのは身勝手な話です。
免許を返納した後で、今まで親が自分で運転して行動していたことを誰かが賄わなければならなくなります。

子どもとして考えておくべきことは、免許返納後のマイカー代わりとなる移動手段についてです。
また、今まで親が自分で運転していたところを子どもが運転手代わりになることも出てくることでしょう。つまり、運転免許を返納したら交通事故の心配がなくなりますが、子どもとしての負担が増えることも考えておく必要があるでしょう。


また、免許返納後は電車やバス、タクシーなどの利用を勧めることもできますが、今までマイカーでの移動が当たり前のようにしてきた高齢者にとっては慣れないことで苦痛に感じるかもしれません。
免許を返納してから引きこもりがちになり、体力の低下や精神面の不調を訴える人もいるそうなので、そのようなことも考慮しながら免許返納について検討する必要があります。

闇雲に免許返納の話をするのではなく、その先、子どもとしてどのようにサポートしていくのかを考え、準備したうえで免許返納の話をすることをおすすめします。

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