親の終活 サポート(生前整理)

終活
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こんにちはセイメイです。
終活を始めるにあたり『いつから始めたらよいか?』という漠然とした疑問があります。
これには、決まった答えはありません。よく言われるのは、「気になった今が始めどき」というセリフです。確かにそうかもしれませんか、終活を全く意識していな人、する気・やる気が全くない人たちもたくさんいるのが実情です。
もっとも、本人よりも子どものほうが親の終活について気になっている人のほうが多いのではないでしょうか。

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親に生前整理をしてもらうには

終活のひとつである『生前整理』。これをしていないと、どうなるのでしょうか?
亡くなった親の私物は、相続人の持ち物となります。その私物には相続人にとって必要な物とそうでない物に分かれますよね。そして、必要のない物は処分するということになります。これを『遺品整理』といいますが、遺品整理は相続した配偶者や子世代で行う必要があります。

親が生前整理をしていなかった場合、遺された配偶者や子世代に遺品整理という形で負担がのしかかってきます。遺品整理は専門業者などもありますので、一括して処分をお願いすることもできます。しかし、親の私物を業者任せで処分してもらうことに抵抗がある人も多いはずです。なぜなら、親が大切にしていた物を本当に処分してしまっていいのかという迷いが生じるからです。もしかすると、タンス預金ならぬ、値打ちのある物が眠っているかもしれませんしね

だったら、少しでも自分たち(子世代)の負担を減らすためにも、親に生前整理をしてもらうしかありません。しかし、どうしたら親に生前整理をしてもらえるのか?そんな悩みを抱えている人は多いはずです。

親の生前整理に私はどうしたのか…

両親とも片付けは苦手だと思います。私も苦手ですが…

そこで私がとった作戦は『一緒に生前整理をしよう大作戦』です。

今、親が生前整理をしなければ、将来的に遺品整理として自分に降りかかってくる。でも、親はなかなか始めようとしない。ならば、少しずつ一緒に整理を手伝う。これしかないでしょ。

親が生前整理をしない理由として考えられるのは
・面倒くさい、邪魔くさい
・まだ使う(要る)かもしれない
・体力がない、しんどい、気力が湧かない
・整理整頓や片付けが苦手
・そんなことする必要がないと思っている

だいたい、このような感じですね。
逆に普段から、整理整頓が行き届いている人は生前整理も比較的簡単に出来てしまうかもしれませんね。

ただ、一気に生前整理をしてしまおうとすると親も子も疲れ果ててしまいます。親の気分を損ねないように数回に分け、計画的にするようにしましょう。気を付けないといけないのは、親に『死』というものを極力意識させないことです。ここをしくじってしまえば、生前整理どころか終活もままならなくなってしまうかもしれません。

ポイントは、高齢になって体力が低下している親の片付け、整理整頓を手伝いたい。手の届かないところの掃除もしてあげたい。この気持ちを素直に親に伝えることです。

生前整理を手伝ってみると

まず、棚の整理から始めました。
【役割分担】
 私:棚の中身を全て取り出す ➡ 棚の掃除 ➡ 処分する物をまとめる(運び出す)
 親:処分する物を決める(分別) ➡ 処分しない物を元に戻す


棚には30巻まである百科事典、書籍や雑誌、ワインやウィスキーボトル10数本、グラス、医薬品、写真やアルバム、訳の分からない小物、大量のポケットティッシュなど出てきました。

お決まりのように、アルバムや手紙類が出てきたときには手が止まってしまいます。でもそれを見るのは今じゃないよ。仕分けして、後で見ましょうね。

そしてやはり出てきました。貯金箱、記念硬貨2枚、そして商品券が出てきたのです。親は、覚えていたのか忘れてしまっていたのか、曖昧な回答でしたが、もし生前整理をすることなく、遺品整理として業者に引き渡していたらどうなっていたかと思ってしまいましたね。

※タンス預金等を見つけるための生前整理ではありません。あくまでも、親の終活につなげていくことを目的とした生前整理です。そのため、見つけ出したタンス預金などの分け前を期待する下心などを持たないようにしましょう。

親の円滑な生前整理を手伝うために

《ポイント》
・生前整理の話を切り出しにくい場合は『掃除の手伝い』から始めてみる。
・あくまでも『手伝い』であり、主導権は親にあることを忘れてはいけません。
・一気に終わらせようとせず、数回に分けて計画的に行うことで親の信頼も得られる。
・体力のいる作業は子どもが行い、親には処分する物の分別をお願いする。
・親に『死』を意識させないよに細心の注意を払う。


生前整理は終活への入口です。
親の円滑な生前整理を子世代がサポートできることを期待しています。

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