年齢(世代)によって優先順位を考える

終活
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こんにちはセイメイです。
終活といっても、やることは多岐に渡っています。
一般的には、生前整理、介護や医療、葬儀やお墓、相続などが挙げられていますが、それ以外にも細々としたことがあり、本人が『これからの自分に必要だと思ったこと』は全て終活の一部だといっても過言ではありません。

ただ、終活でも年齢的にやりやすい・やりにくい事が存在します。
たとえば比較的若い世代で早めに始める場合で、まだ親が生存しているのであれば相続については考えにくい事です。
親に対して相続対策を提案することは可能ですが、自分自身の相続に関しては時期尚早です。せめて親からの財産を相続してからのことになります。
このような若い世代は、まず、これからの人生をどのように生きていくのかを考えることから始めてみましょう。自分自身で想定健康年齢を設定し、その年齢に向けてよりよく生きる・楽しく生きることを目標に新しい趣味や描いていた夢にチャレンジする計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。若い世代にとっては、これが終活のスタートラインになると思います。

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シニア世代は気力・体力があるうちに

自己判断で自分はもうシニアだと思ったら、まだ気力・体力があるうちに生前整理に取り組んでみてはいかがでしょうか。
生前整理といったら物を処分することをイメージしがちですが、処分するだけではなく、写真やアルバムを整理してマイベストアルバムを作ることもあります。他にも財産目録を作って財産を整理したり、親しい人の連絡先をまとめて自分が亡くなったときの連絡先一覧表として遺された家族が分かるように作成しておくことも生前整理になります。
生前整理には気力・体力が必要となってきます。『まだまだ元気だから』と思っている時でないと生前整理は出来ません。先延ばししても何のメリットもありませんので、もうシニアだと自覚があるのであれば今からでも始めてみましょう。生前整理は面倒なことではありません。思い出に浸りながら楽しい時間が過ごせるかもしれませんし、生前整理をきっかけに新しい発見があるかもしれません。

後期高齢者が最優先すること

後期高齢者(75歳以上~)になったら終活を始めようと考える人は多いです。
しかし、ハッキリ言って出遅れています。
なぜなら、健康年齢は男性約72歳、女性約75歳だからです。
つまり、この年齢になれば体のどこかに何かしらの不調を来たしても、おかしくないからです。

病気になってから終活を考えたり始めようとしても、気力・体力の低下が見られ、思うような終活が出来なくなります。治療や病院通いが中心の生活になってしまっては、終活なんて考えている余裕などなくなってしまいます。
そして、病気などを発症すれば家族や子どもたちが、親の今後について不安を抱えるようになってきます。その代表が、介護についてです。そして葬儀相続についても考え始めます。

絶対に介護が必要になるかといえば、それは分かりません。介護の必要がなく亡くなる人もいますが、医療の進歩とともに平均寿命が延び、長生きをする人が増えた長寿大国日本では介護を受ける人も年々増加しております。そのような背景からすると、後期高齢者になる前に介護についての考えを整理しておかなければなりません。
もう、後期高齢者になっている人は、今からでもすぐに自分の介護について考えて、自分の気持ちを子どもたちに伝えておくことをおすすめします。

子どもたちの協力が必要

高齢になって、終活への意識が高まってもなかなか終活を始められない人はたくさんいます。それは、何をしたらいいのか分からないし、自分だけの考えでは進められない内容が多いからだと思います。だから、『まあ、いいか』となってしまい、先延ばししてしまう傾向が見られます。

終活には『気力・体力・判断力・決断力・協力』の5つのチカラが備わっていなければ、上手く進めていけません。
その中でも、子どもたちによる協力は大きなサポートとなります。たとえ気力や体力が衰えてきても、子どもたちの協力がカバーしてくれる場合もあるでしょう。また、ひとりでは決めにくい介護や相続のことなどであれば、子どもたちの意見も必要となってきます。

親の終活を親のこととは考えず、子どもたちも協力するものだという認識が必要な時代になっています。まだ、親がいるアラフォー・アラフィフ世代なら、まず親の終活について考え、協力していくことが望ましいでしょう。

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