あなたは介護を受けますか?

終活
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こんにちはセイメイです。
人は誰もが年齢とともに老いていきます。
人生100年時代というフレーズが出回っていますが、仮に100歳まで生きるとしても90歳を過ぎて誰のお世話にもならず元気でピンピンしている人は超人の域に達しているのではないでしょうか。

90歳を過ぎて持病もなく、目もよく見えて耳もよく聞こえて髪の毛もフッサフサ(笑)という人に私は出会ったことがありません。

誰にも必ず迎える人生最期のときは突然ですか、それとも徐々にですか…

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縁起でもないと思わないでください

WHOでは元気だった時から24時間以内に死亡が確認された場合を突然死として定義しています。

また、急に病に倒れ、病院から退院することもなく、数日で亡くなるという人もいます。このような場合は、突然死の定義にはあてはまらないとしても、感覚的には突然死に近いと感じることでしょう。

その様な場合を除いては、徐々に衰えていき亡くなるというケースが一般的かと思われます。
つまり、人生最期のときを迎えるまでには、いずれ介護が必要となるということではないでしょうか。

介護や支援が必要な人の割合は、80歳代前半では約3割です。しかし、85歳以降になると約6割と急増しています。ちなみに私の勝手な推測ですが、残りの介護の必要がない約4割の人は突然死、もしくは入院して数日で病院内で死亡する人になるのではないかと考えます。

ほとんどの人は、介護で家族や周囲の人々に迷惑を掛けたくないと思っていることでしょう。介護でお世話になることは、高齢者となれば当然のことでありますし、仕方のないことであります。そのために、介護に関するさまざまな制度があり環境も整っています。

介護でお世話になるのは当たり前のことなので、そのことに遠慮したり気を使ったりすることは必要ないことだと思います。でも、介護で迷惑を掛けたくないという思いは持っていてほしいと思います。

介護で迷惑を掛けないために

おそらく、健康で元気なときから介護について計画的に備えている人は殆どいないのではないでしょうか。私も『将来的に介護が必要になってもお金にだけは困らないように』と、民間の保険に加入しているくらいのことしか介護については考えていませんでした。ただ、私の両親は民間の介護保険には加入していないということを知ったときにはビックリしましたが…

決して、介護で迷惑を掛けたくないから民間の介護保険に加入したほうが良いと言っているわけではありません。
『介護のお世話になっても、家族や周囲の人々に迷惑が掛からないだけのことを考えて準備をしておきましょう』ということです。

例えば介護が必要となったとき、
・どこで誰にお世話になりたいのか。
・その希望どおりになるように段取りはできているのか。
・家族や子どもたちの理解は得ているのか。
・金銭的には問題ないのか。

などです。


子どもたちが困る多くの場合が、突然に親が要介護状態になってしまうことです。家族間でもしも介護が必要となった時のことについて、事前に話し合っておくことがなければ全員が困惑してしまうことになります。
介護が必要でも、親本人がどのように望んでいるのか会話が可能な状態であればいいのですが、もしも脳に障害が出てしまい発語が思うようにできなくなってしまったり、認知症の症状が出てしまうと何を望んでいるのか何が最善の方法なのかもよく分からないまま介護を進めていくことになりかねません。

このことが、介護で迷惑を掛ける原因のひとつになっています。
もしも介護が必要となっても、なるべく迷惑を掛けないために親本人の考えを子どもたちに伝えておくことで、その原因を解決できるかもしれません。

ピンピンコロリでも家族の負担は大きく

『介護を受けることなくピンピンコロリであの世に行けたら』という話をされる人がいます。

確かに、介護を受けることなく誰にも迷惑を掛けないのなら…

???

ちょっと待て~い!!

ピンピンコロリ~??? 
※ピンピンコロリとは亡くなる直前まで元気で入院や介護を受けることなくコロリと亡くなること。

それって、本当に家族が望んでいることだと思いますか。
あまりにも突然の別れは悲し過ぎますよ。家族も心の整理がなかなかつきません。そのような突然の別れは、遺された家族にとって大きな負担がのしかかってきます。

深い悲しみの中、葬儀から各種手続きなど、やらなければならないことがてんこ盛りです。
しかも、初めての経験のことが多くよく理解も出来ないまま手続きを進めていくことも多いと思います。
親が亡くなってから慌ててやらなければならないことを調べて、勉強して、頭を悩ませて…時には専門家にお世話になることも。

その負担を少しでも軽減するには、親が生前に終活の一環として、家族会議(人生会議)を行いエンディングノートを書いておけば子どもたちもある程度は落ち着いて手続きを進めていけることでしょう。

だからこそ、親の終活は遺される家族・子どもたちの協力も必要です。
終活は親だけがするものではなく、家族全員で取り組むべきことなのです。

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