多発性骨髄腫という病気⑨

親の病気
この記事は約2分で読めます。

医師の「この病気は必ず再発しますから」との言葉どおり、母の病状は悪化していきました。
多発性骨髄腫は血液のガンで骨がもろく骨折をしやすくなる病気です。また、非常に疲れやすい病気でもあります。免疫力も低下し、いろいろな病気にかかりやすくもなってしまいます。
今回は再発後の様子について書いていきたいと思います。初めての方は、多発性骨髄腫という病気①~読んでいただけると幸いです。

医師
医師

多発性骨髄腫はゆっくり進行するのですが、完治しにくい病気です

にほんブログ村

再発後の様子

また以前のように疲れ果ててぐったりと寝込んでしまうことが増えてきました。月一回の血液検査の結果を見てもIgA(免疫グロブリンA)の数値が基準値を越した状態で推移している。このような状態が数ヶ月続きました。それでも入院するまでもなく、日々の生活はそれなりに自分ですることができるので家族としても『なんとかこれ以上進行しなければいいのに』と願うばかりでした。
母の表情は、しんどそうで顔色もあまりよくないのに自分のことは自分でしてしまう、そんな母には申し訳なく思うと同時に尊敬の念を抱いていました。

また骨折か?

そんなある日、父からの連絡を受けて母の所に向かいました。母はベットの傍で座り込んで痛そうな表情をしており、事情を聴くと「ベッドから(高さ40㎝程度)多分落ちたんやろな。よく覚えてへんけど。それで腰と首が痛いんや」と。私がなぜ・どのようにしてベッドから落ちたのかを詳しく聞いても本人もよく覚えていないらしく、なかなか状況が理解することができませんでしたが『腰と首が痛い』これだけは現在の症状としてゆるぎない事実でした。このままの状態では身動きが取れなかったので、かかりつけの病院まで私が介添えで連れて行くことになりました。まだ、なんとか介添えで病院まで行けたのは幸いでした。

診察の結果

脊椎圧迫骨折(複数個所)及び頸椎圧迫骨折でした。
そりゃ、痛いのに決まってる。でも、救急車に頼らず病院に来たし、院内でも自力歩行で診察を受ける。なんと生命力の強い母なのか…
複数個所の圧迫骨折はしているものの機能障害が出ているわけではなく、また、治療方法もコルセットでの固定痛み止めの服用で安静にしておくということだったので手術もありません。圧迫骨折は自然治癒するものだそうです。そのため、入院することもなくその日のうちに自宅に帰って来れました。
ただ、骨折をしているので自宅でも絶対安静の状態です。痛みは継続するしているので本人はつらかったと思います。でも家族としては、なんとまあ不死身な母かと思った次第であります。

セイメイ
セイメイ

首まで圧迫骨折をしていたとは…ちょっとビックリ

コメント

タイトルとURLをコピーしました