多発性骨髄腫という病気⑥

親の病気
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母のかかった多発性骨髄腫について息子の立場で書いています。同じ病気で悩まれている方やご家族の参考になれば幸いです。医療の専門家ではないので素人目線の感覚ですがお許しください。
経緯は多発性骨髄腫という病気①~⑤までを順にお読みください。どれも短いのですぐに読めると思います。

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いよいよ新しい薬での化学療法が始まります

緩和ケア(自宅で痛み止めの薬を服用)では、ガンを治すことを目標にした治療(手術、薬物療法、放射線治療など)ではないため、次第に症状が悪化していくことは理解できます。しかし、多発性骨髄腫には新しい薬があって、『その薬が試せるのであれば試してほしい』という思いが母本人はもちろんのこと家族全員の思いでありました。
母の新しい薬は化学療法と呼ばれ、抗がん剤でがん細胞を攻撃する治療方法です。さまざまな種類があり、複数の治療薬を併用することもあります。当初、家族に対して医師・看護師から詳しく説明を受けましたが難しいのでここでは上手く書くことは出来ませんが、簡単に言えば薬(抗がん剤)を何度か打ちながらその後の様子を見るということを約1週間のサイクルで4回繰り返すという流れです。もちろん、薬(抗がん剤)を打った後に容態が急変することもあるのでしばらくは入院をしなければなりませんでした。

退院後の様子…

約1ヶ月間の入院後、容態が安定しておりましたので無事に計画通り退院をすることができました。そして、以前と同じように食事制限もない自宅での生活が始まりました。
それからは、定期的に血液検査のための外来受診をする生活の繰り返しでした。その間、母の体調は以前よりも疲れの度合いも腰痛もマシになっていたようでした。これは、新しい薬の化学療法の効果があったのかなと期待を持ちました。そもそも、母に関しては『造血幹細胞移植』を試みるも上手くいかなかった経緯がありましたので、たとえ完治しなくても症状が改善されて病気と上手に向き合いながら生活していってくれればと願う日々でした。

残業中のLINE、内容は…

そんなこんなで、数ヶ月が経過したある日。
残業中の私のもとに、LINEでメッセージが届きました。母からでした。
『今日、外来を受診してきました。ガンはどこかに行ってしまいました。血液検査の結果も非常によく先生(医師)もビックリしていました』という内容でした。
一瞬、目を疑いましたよ。『ガン細胞がどこかに行ってしまいました』ってウソやろ?私はすぐさま、母に電話連絡をしました。

セイメイ
セイメイ

このLINEの内容は本当なのか…

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