防災対策に正解は…

防災
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こんにちはセイメイです。
昨日、9月1日は防災の日でしたね。防災に関することを何かされましたか?
いつも通りの日常を送られた人は、『自分は災害に遭わない』と思っているのでしょうか。
それとも、『運命だから仕方がない』と開き直っているのでしょうか…

訓練までしなくても、備蓄品のチェックや家族との災害時の行動確認などをするだけでも、いざという時に役立てることができると思います。
昨日できなかった人は今日、明日でも防災について考えたりする時間を持ってみましょう。

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防災講座で受けた質問

以前私は、住民向けの防災講座をしていました。
その時に『非常時持ち出し袋』の置き場所について質問を受けました。

非常に熱心な人で、「自宅では『非常時持ち出し袋』をベットの横に置いているけど、そこが良い場所かどうか分からない。どこに置くのが一番良いですか?」と。

「いつどこで災害に遭うかは分からないので、この場所に置いておくのが良いというのは特にありません。例えば、家に置いていても外出している可能性もありますし、家の中がグチャグチャになって取り出せないかもしれません。そのような不安がある人は、車のトランクに置いておくという考え方もあります」と質問に答えましたが、その人は納得できなかったようで「この場所が良い。とハッキリ言ってください」と怒られてしまいました。

ハザードマップ作成の意図は

ほとんどの自治体で『ハザードマップ』が作成されております。今の時代は、PCやスマホでも閲覧することができるようになっております。また、高齢者でPCやスマホの操作が苦手な人でも確認ができるように紙のハザードマップが配付されていたりするので一度は目にしたことがある人も多いはず。

今一度、ハザードマップを確認してくださいね。

ところで、自治体はなぜ、ハザードマップを作成したのでしょうか?

それは、起こり得る災害(被害)想定を周知することにより、住民の自主的な避難や災害への備えを充実してもらう意図があるのです。

しかしながら、ほとんどん住民はハザードマップを見て『ふ~ん、そうか…』で終わっていないでしょうか。これでは、全く意味がありません。

自治体が税金を投入して作成した、災害対策用のハザードマップです。それを有効活用するかしないかは住民次第です。

浸水エリア(津波・洪水)に在住の人は『〇〇〇〇』が必須

東日本大震災の死者は、ほとんどが津波によるものでした。
津波から命を守るにはどうしたら良いのか。

まずは、高台に避難すること。
津波が来る前に避難できればいいのですが…

避難する時に必ず着用してほしいもの、それは救命胴衣(ライフジャケット)です。


救命胴衣(ライフジャケット)を着用すれば必ず命が保障されるというものではありませんが、不安感は軽減できると思います。

津波からは『逃げるが勝ち』ですが、高台に逃げても想定以上の津波が高台を襲ってくることも否定はできません。その時に救命胴衣(ライフジャケット)を着用しているのとしていないのでは気分的にも全然違ってくると思います。

高齢者や障害のある人は逃げ遅れる可能性が高くなってしまいます。救命胴衣(ライフジャケット)を着用していれば、たとえ津波に飲まれても命は助かる可能性が高くなります。
また、海に流されてしまっても海面に浮くことができ、発見してもらえる可能性も高くなるので行方不明者を減らすこともできるのではないでしょうか。

もちろん津波だけでなく、洪水時にも救命胴衣(ライフジャケット)は有効でしょう。

コロナ対策でマスクは配備したけど…

政府、自治体にお願いです。
せめて津波・洪水浸水エリアの住民に対して救命胴衣(ライフジャケット)を配付してくれませんか?ちょっと高いけど…、マスクよりも数量はかなり少ないと思いますので。

そして、政府も自治体も救命胴衣(ライフジャケット)の着用をもっともっと声を大にして伝えてください。

とは言っても、災害対策の基本は『自助』です。自分の身は自分で守る。

『非常時持ち出し袋』をどこに置くか、『救命胴衣(ライフジャケット)』を備えて着用するかどうかは各個人の判断で正解はありません。

まさにサバイバルを意識して備えなければいけないのかもしれません。

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