生前整理と遺品整理

終活
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こんにちはセイメイです。
生前整理と遺品整理。なんとなく分かっているようで分かっていない。始めようとは思ってはいるけれども、なかなか始められない。そんな人も多くいるのではないでしょうか。
私の母も『もう要らんものは捨てて、片付けていくからな』と言い続けて1年以上経ちますが、部屋の中は一向に片付きません(笑)
まぁ、片付くことはないと予想していますが…

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生前整理とは

文字どおり、生きているうちに自分の持ち物を整理して必要のない物を処分することです。
ただ、このような【生前整理】という単語にしてしまうと、死を意識した人の片付けとの印象が強くなってしまい、気分的に乗らなくなってしまうでしょう。生前整理といっても、やることは普段の整理整頓と一緒だと思います。要る物は整理整頓、要らない物は処分する。ただ、普段の整理整頓では保管するような物でも、生前整理となると処分する方に分けられてしまう物が多くなってくるという点で違ってきます。

生前整理で処分の対象となってくる物
・写真、アルバムなど
 近年は、ほとんどがデジタル化になってしまった感のある写真やアルバム類も昭和世代の人にとっての懐かしの写真・ネガフィルム・アルバムにはたくさんの思い出が詰まっています。なかなか処分しにくいとは思いますが、遺品として遺された場合、処分する人も顔が写っている物を処分するには気持ちが引けてしまうかもしれません。できるだけ、持ち主が生前に処分することが望ましいでしょう。といっても、全部処分してしまうのは寂しいと思いますので、厳選した写真・アルバムは手元に残しておくことで、それ以外は思い切って処分する踏ん切りが付けられるのではないでしょうか。

・衣服、靴、かばん
 いつか着よう、まだ着れる。こんな気持ちのまま何年も着ていない、履いていない、使っていない。分かっているけど、モッタイナイ。物持ちの良いのは昭和世代の特徴でもあります。ブランド品は業者に買取ってもらったり、メル〇リなどに出品して売ることもできます。

・書籍、書類
 読書家の人は本を捨てることに抵抗があり、たくさんの本を所有していると思います。これらの本は、買取に出しても安価なことが多いです。処分するにしても重量があるため大変な作業になりますので、体力のあるうち整理・処分しておきましょう。

・コレクションの品(趣味の道具)
 形見の品として遺族などに引き取ってもらうのであれば残しておきましょう。貴金属や希少価値のある物は高価買取が期待できるものもあるかもしれませんよ。


・布団
 これは必要最小限にしておきましょう。押入れの中もスッキリしますよ。

・年賀状
 高齢になると『年賀状じまい』をされる人も増えてきております。ただ、過去の年賀状を大切に写真やアルバムのように保管して場所を取ってしまっている人もいます。住所とかが必要な場合は、別の物に転記し年賀状は前年以外の分については処分することをおすすめします。処分時はシュレッダーにかけたりするなどして個人情報の流出には注意しましょう。

遺品整理とは

生前整理は基本的に本人が行います。
遺品整理は持ち主が亡くなられた後の『遺品』を整理することになりますので、遺品を相続する人が行うことになります
つまり、持ち主(亡くなった人)が生前整理を全くしていなかった場合、相続する人(配偶者や子どもたち)にかかってくる負担が大きくなってしまいます。

遺品整理で困ること
・時間と体力、お金も必要
 遺品を整理する相続人(配偶者や子どもたち)は、とてもじゃないけど1日で片付けることはできないでしょう。まず、処分する物とそうでない物の仕分け作業が大変です。
 生前に『私が死んだら全部捨ててもらって結構』と家族に伝言する人もいるみたいですが、いざ全部捨てるとなると、思い出の詰まった物であるとか、生前に宝物のように大切にしていた物を簡単に捨てることが辛くなります。そして、大きくて重量のある物などは処分するのに体力も必要ですし、1人や2人では作業も厳しくなります。(例えば、ベッドやタンス、机、棚など)
 時間もそんなに取ることができないし体力的にも自身のない人は、最終手段として遺品整理のプロの業者に依頼することも可能です。しかし、それなりの料金が発生します。そして、心配なこともあります。亡くなった人が隠していた『へそくり』(タンス預金)があった場合、業者が気付かずにまとめて処分されてしまう可能性が否定できません。これは、業者に限らず相続人も気付かずに処分してしまうケースが増えてきているといいます。

まとめ

生前整理は終活のひとつです。
人生の半分を過ぎた人は、徐々に持ち物の整理を考え始める時期としては最適だと思います。これからは、物を増やすことよりも片付ける、整理するほうが自分自身のためでもありますし家族のためにもなります。
遺品整理は相続人がすることになりますので、相続人に大変な思いをさせないためにも生前整理の重要性が分かると思います。生前整理をすることで、忘れていた『へそくり』に辿り着けるかもしれませんよ(笑)

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